ヘナについて

TSUKI

大阪 谷町9丁目でmikke という美容室を夫婦でしています。
見ていただいている方々に何か少しでも喜んで頂けると嬉しいです。

今回は美容師の目線から見たヘナのお話をしようと思います。
5年ほど前からお店でも本格的にヘナを始めました。
ヘナって何なのか?と思っている方多いと思います。僕たちも初めはそうでした。 

ヘナ染め(ハーブカラーと言われたりもします)でメインで大きくつかう植物は2つ。
ヘナとインディゴです。

ヘナはインドの植物の名前です。その植物が持つ成分がタンパク質に反応するとオレンジ色に発色します、いわゆるヘナの色です。
インディゴは皆さん馴染みがあると思いますが、藍です。髪に使うインディゴはやや紫味が強い気がします。
で、この二つを混ぜ合わせると、オレンジ+青紫=ブラウンになります。この理論がヘナ染め(ハーブカラー)の仕組みです。
このほかにも使えるハーブは、ターメリック、ハイビスカス、アワル、、、
色々とあるのですが、染める力が強いのは断トツでヘナとインディゴなので、メインはこの二つになります。
ヘナ染めの際にはこのハーブをぬるま湯で溶かして髪に塗布します。

メリットとしては
染めるのに薬品を使用しないことや、一般的なヘアカラー剤にアレルギーがある方には魅力的だと思います。
(植物もアレルギーを引き起こすことがあるのでそこは注意ですが)
環境に配慮した場合もヘナ染めは適していると思います。

デメリットとしては
時間がかかること、一般のヘアカラーよりも高い場合がおおいこと。
一般のヘアカラーと比べると染まりが薄いこと。
髪を明るくする力がないこと。

ヘナ染めを簡単に説明するとこんな感じです。
今までカラーしてないけどちらっと白髪が気になったからカラーしようかな?なんていう時に、ヘナを選んでみてもいいかもしれません。
僕個人的には、髪を染める為の手段として当たり前に選択肢にあるべきだと思うし、
ヘナにはヘナの魅力、ヘアカラーにはヘアカラーの魅力がそれぞれにあると思います。
またそういった選択肢を広げていく仕事の仕方がいいなと思っています。

Writer

Hiroki Okamoto

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mikke

美容師。
大阪の美容学校を卒業後、上京。
東京中目黒のサロンでサロンワーク、ヘアメイクに携わった後、大阪にて2014年7月mikkeを開業。
https://www.instagram.com/mikke_okamoto/

Hiroki Okamoto